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◆動物愛護法が00年に改正され、自治体に行政や獣医師、業界団体などでつくる「動物愛護推進協議会」が出来ました。熊本市でも02年に協議会が発足し、それと同時に市から推進員に委嘱されました。熊本市の協議会は地域猫以外にも動物に関する相談や犬・猫の譲渡会、業者向け勉強会も開いています。
--地域猫ってどんなものですか。
◆横浜市磯子区で始まった活動です。地区の野良猫に困った人たちが、猫に餌をやってかわいがりたい人と互いにルールを作って、野良猫でも家猫(飼い猫)でもない「地域猫」にしました。
--自分も猫が好きだったのですか。
◆祖父から野良猫に「ご飯をあげろ」と言われて育ち、大人になってからも、個人で近所の猫に餌をやったり不妊手術をしたりしていました。でも、近所の人たちの理解を得る努力をしないと「西川さんちの猫が悪さをする」と言われてしまう。「命を救いたいのに、人に迷惑をかけている」と、一人で思い悩んでしまうんです。
--では、どうすればいいのですか。
◆去勢・避妊手術をする▽食べ残しが出ないよう餌は置かずに直接やる▽手術やふん掃除の活動を他の人に知ってもらう▽協議会に報告、相談する--の四つを実践すれば、地域猫は必ずうまくいくようになると話しています。推進員に相談に来る時は、すでに動物好きな人と苦手な人の溝が深まっていることもあります。そんな時は推進員が双方に話をして、話し合いが出来るよう間に立ちます。
--動物が苦手な人に受け入れてもらえますか。
◆初めはうまくいきませんでした。どんな町にしたいのか、地元の人にしっかり聞くのが大切で、動物好きな人も苦手な人も、誰にとっても「暮らしやすい地域を作りたい」という目的は一緒だという共通認識を持つことで変わりました。
--具体的には?
◆動物が苦手な人には「出来ることで協力してください」とお願いしています。例えば「手術費用を作るバザーを開くから不用品をいただけませんか」とか。こうした活動が定着すると、地域の他の問題も話し合って解決する習慣ができます。猫を切り口に、地域全体の力が上がれば、こんなにうれしいことはありません。
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西川眞里子さんのプロフィール>>
河浦町(現天草市)生まれ。93年に県内の女性4人で動物愛護グループ「がんばれ動物クラブ」を結成し、97年から代表。27日までその活動を紹介するパネル展を熊本市の国際交流会館で開催。熊本市在住。
(毎日新聞より)
傷を負い、あるいは病気になっても餌を探し、子を産んで必死に生きる野良猫たち。ペットとして可愛がられた時もあったはずなのに、毛が抜け、失明し、変わり果てた姿になった猫たちが死んで骨になるまでをカメラは執拗に追いかける。目をそむけたくなる写真も多いが、それは無責任に動物を飼って簡単に捨てる人間たちを糾弾しているようにも見える。
著者は捨て猫の救済活動に取り組むボランティア団体を運営している。行政も愛護動物の遺棄・虐待問題に本腰を入れ始めた。対策の第一歩は「現実」を知ることだろう。
(毎日新聞 2008年4月23日 堀内宏明)
捨て猫の救済活動を行う浜松市の動物ボランティア団体「Cat28(キャットにゃ~)」代表の溝淵和人さんが撮影された、猫たちの写真集が出版されました。決して「なごみ系」でも「癒し系」でもない写真集のようですが、心を打つものがあると思います。写真の一部がこちらで公開されていますので、ぜひご覧ください。
『捨猫』 写真集
具体的には、自治会などに対し、先進事例を紹介したり、餌やり、不妊・去勢手術、糞尿の処理のルールを定めて管理する「地域猫」事業を推進。2年以内に認定方法や飼育条件などのガイドラインを作成し、モデル地区に指定された地域に対しては、県の補助や県獣医師会の協力による手術代無料を検討する。
また、行政側が引き取った犬や猫の大半が新たな引き取り手がみつからず、殺処分されていることから、犬や猫の品種、性別、年齢などを写真と共にデータベース化し、インターネット上で新しい飼い主を見つける「県動物愛護管理情報ネットワーク」(仮称)を今年度、100万円かけて新設する。また、少しでももらい手が現れる確率を高めるため、平均7日程度の保健所での管理期間を延ばすことにした。この期間延長に伴うコストは、現在は無料の引き取り費用を有料(持ち込み主負担)にすることで、補う。
長崎県では、こうした活動で、今後10年間で半数の6000匹程度に減らすことを目標にしている。
※ 05年度の引き取り数は、猫が1万845匹、犬が2624匹。
「ねこサー」こと、地域猫推進サークルは、この3月に三重大教育学部を卒業した十万(じゅうまん)真穂さん(22)らが、大学構内の駐輪場で弱っていた猫3匹を拾い、動物病院に連れて行ったことをきっかけに、昨年12月に結成。大学構内に住む野良猫の餌やりやふんの掃除のほか、フリーマーケットなどで資金を集めて不妊手術もしている。
野良猫は10年以上生きる飼い猫と比べ、白血病やエイズなどの病気が多く寿命は約3年。「ねこサー」の活動は、野良猫を管理することで寿命を延ばし、住民からのふん尿や鳴き声などの苦情も減らすことを目標にしている。
4月から約15人のメンバーを率いる新代表になった教育学部2年小林慎さん(19)の抱負は、活動を続けていくこと。「1回命にかかわったら、僕らの都合で無責任なことはできない。だからこそ、楽しく和気あいあいやっていきたい」。餌を食べていた猫と仲間たちに誓いを立てた。
(photo by 中日新聞)
猫は健康に興味がない
だから、人が選んであげないと
生活衛生課によると、動物保護管理センターが引き取っている犬や猫は、犬が1274匹、猫は1万2173匹、殺処分した数では、犬が2878匹、猫は1万2621匹(2006年度)。引き取り、処分ともに犬は10年前の4分の1に減少しているのに比べ、猫は3分の2程度の減少にとどまっている。
そのため、計画では飼い主のいない猫を地域で共同飼育、管理し、不妊去勢などをする「地域ねこ活動」を推進。また、現在は無料の犬、猫の引き取りについて手数料の徴収も検討する。この他、行政と動物愛護団体が連携したしつけ教室や集合住宅でのペットの飼育マニュアルも作成する。
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